大人の喘息体験記

呼吸困難!救急車で運ばれる

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呼吸困難

病院に行って「異常なし」の診断があった2日後、その日は朝から風邪気味で、咳がだいぶ出ていました。

会社で仕事をしていると、症状が悪化し、咳がさらに酷くなってきました。 しかもちょっと動くと、息苦しさが出てきます。

なんとか定時まで仕事をし、すぐに会社を出ましたが、会社から駅まで歩くのにも、普段のスピードで歩いたのではランニングしているように呼吸が苦しくなってしまうので、ゆっくり歩いて駅まで向かいました。

明らかに呼吸が苦しいので、『症状が出ている今、医者に診てもらえば、病名が分かるのではないか』

と思い、家に帰ったら、夜間診療をやっている病院に行くつもりでした。

どうにも苦しいので、途中の駅からタクシーで帰りました。

しかし、家に入った直後から、じっとしているだけでも激しく運動したときのように呼吸が苦しくなり、「はぁはぁ」と肩で息をしているような状態になってしまいました。

このままでは死んでしまうのではないか、と思うくらいの苦しさのため、救急車を呼んでもらいました。

救急車にて

救急車の中で酸素吸入をすると、少し楽になりました。 救急隊員の方が、私の呼吸音を聞いて、「湿性ラ音」が聞こえるということと、サチュレーションが、八十数パーセントに下がっていることを病院(?)に連絡していました。

幸い、2日前に行って「異常なし」と言われた救急病院とは別の救急病院に運ばれることになりました。

酸素吸入のおかげで、かなり楽になってきました。 隣の市の総合病院に到着するまで約20分、「いまどのへんかな、早く着かないかな」などと思いながら、運ばれていきました。

湿性ラ音

  • 肺や気管支に液体があるときに聞かれる呼吸音です。
  • 呼び名が変わり、現在は「断続性ラ音」と呼ばれています。

サチュレーション

  • 洗濯バサミのような機械『パルス・オキシメーター』に指を挟んで測る、血液中の酸素飽和度です。
    パルスオキシメーター
  • サチュレーションが80%台というのは結構な呼吸困難状態で、酸素吸入や気管挿管が行われるレベルです。

救急救命室にて

大病院

救急車で運ばれた病院は、この地域では一番大きな病院で、ヘリポートも備えている救急病院です。

救急車で到着後、ストレッチャーですぐに救急救命室に運ばれました。

救急救命室には、手術の時に使うような無影灯が付いたベッド(というよりは、手術台のようなもの)が3つくらいありました。 当日の医師は女医さんでしたが、カーテンで仕切られた隣のベッドに重症の方がいるらしく、私の状態をちょっと確認した後は、その患者さんにかかりっきりになっていました。

私の方は、ずっと酸素を吸っていて、そんなに呼吸が苦しい状態ではなくなっていましたので、気長に待つことができました。

その先生が、たまに「あ~!もっていかれる!」などと叫んでいたのが強烈に印象に残っています。(その患者さんは結局亡くなってしまったようでした。)

キリのいいところで(?)、私の診察をしてくれましたが、その時にはサチュレーションも回復しており、救急救命で急いで処置をしなければならない状態ではないということで、救急救命室の隣の部屋のベッドに移りました。

喘息だろう、と告げられる

ベッドで休んでいると、こんどは呼吸器専門の医師が診察に来てくれ、ざっと状態をみた後、「詳しいことは検査してみないとわからないが、多分、喘息発作だろう」というようなことを言われました。 その時、初めて「喘息」という病名を聞いたことになります。

私は「喘息」という病気は、子供がかかるものだという認識があったので、

喘息?大人でも??

というのが第一印象でした。

とりあえず、これまで診察を受けても「異常なし」と言われていた息苦しさの原因がはっきりしそうなことが嬉しかったです。(喘息という病気を良く知らなかったので、ちょっと軽薄に受け止めていました。。。)

救急救命室の隣の部屋のベッドで数時間様子を見た後、別のフロアにある救急病棟の一室(部屋というよりは、ナースルームの続きになっているようなところ)で翌朝まで過ごしました。

その夜は喘息患者が多く来ていた

  • 後から聞いた話ですが、その夜は、夜間診療に喘息患者さんが多く来られていたそうです。

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