大人の喘息体験記

初期の肺気腫

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CT

2009年7月にかかりつけ医で胸のレントゲンを撮りました。

胸のレントゲンは喘息で入院した時も何回も撮りましたし、健康診断で毎年撮っていましたが、特に異常を指摘されたことはなく、言われたとしても「昔の気管支炎の跡がありますね」くらいだったのですが、その時は違いました。

医師:う~ん、ブラがありますね。 肺気腫かもしれませんね。 CT撮りましょう。

肺気腫について調べてみた結果

「ブラがあります」「肺気腫かもしれません」と言われても、どんなものなのか分からなかったので、「あーそうですか」といった感じだったのですが、家に帰って調べてみると、

  • ブラ...肺胞が壊れてできた袋
  • 肺気腫...肺胞が壊れて、呼吸面積が減る病気 → 進行すると呼吸困難

壊れた肺胞は元にもどらないので、「治癒することは無い」とも書いてありました。

正直、ちょっとショックで、『最期は呼吸困難で死んじゃうのかな』などと考えてしまいました。

うつ

喘息、慢性気管支炎、肺気腫を総称して、「COPD」と呼ぶことも知りました。

肺胞が壊れるってどういうこと?

肺胞は、肺の中にある「小さな袋」で、酸素と炭酸ガスの交換を行っている組織です。

肺胞

「肺胞が壊れる」というのは、肺胞と肺胞との壁が壊れて、いくつかの肺胞が一つにまとまってしまう状態です。

その様子は、「沢山の泡」を想像してみると分かりやすいと思います。

肺胞は泡をイメージすると分かりやすい

泡の一つ一つが「肺胞」です。 泡の壁が壊れて、いくつかの泡が一つになってしまうと、弾力が失われて、主に「息をうまく吐き出しにくくなる」という状態になってしまいます。

私がレントゲンを撮った時に存在を指摘された「ブラ」は、肺胞が壊れ、融合してできた袋です。

どうして肺胞が壊れるの?

肺胞が壊れ、肺気腫になってしまう原因にはいくつかあります。 「環境原因」と「宿主原因」に分けて、まとめました。

「宿主原因」とは、その人本人の体質的な原因のことです。

環境原因

  • タバコ、葉巻、パイプ
  • たき火
  • 自動車の排気ガス
  • 工場の排煙
  • ウィルス、細菌感染

※一例です。

宿主原因

  • 気道過敏
  • 遺伝的な要因
  • アレルギー体質
  • 食事中の抗酸化ビタミン不足

※一例です。

これらの原因が、単独、複数存在して、長い時間をかけて気管や肺胞の細胞を傷つけ、壊してしまうんですね。

肺気腫になってしまう最大のリスクはタバコと言われています

タバコ

上記のように、肺胞が壊れる=肺気腫の原因には、様々なものがありますが、最大のリスクは「タバコ」と言われています。

COPD(喘息、慢性気管支炎、肺気腫の総称)患者の8割~9割は喫煙者、というデータがあるのです。

そのため、肺気腫を含め、COPDと診断されたら、まず「禁煙」を指導されます。

肺気腫の症状

肺気腫の怖いところは、初期の頃は無症状で、少しずつ、ゆっくり進行してしまうことです。

進行すると、以下のような症状があらわれてきます。

  • 慢性の咳
  • 慢性の痰
  • 進行性(年々重くなる)の呼吸困難(走ると息が切れていたのが、歩くだけで息が切れるようになるなど)
  • 持続性(毎日出現する)の呼吸困難
  • 「呼吸に努力がいる」「重苦しい」「空気が足りない」

※厚生労働省のホームページより。

肺気腫はタバコを吸う人や高齢の人が多く罹る病気なので、上記のような症状が出ても、「タバコのせい」「歳のせい」と考えてしまい、なかなか受診につながらないことも、症状を進行させてしまう要因です。

CT検査の結果

胸のレントゲン検査で「肺気腫」が疑われ、人生初のCT検査を受けた結果、

ブラはあるものの初期の段階なので、現在の喘息の薬を続けていくだけで、特に治療を追加することは無い。

ということになりました。

私は喘息のコントロールのために「アドエア」という「吸入ステロイド薬」を毎日吸っています。 「吸入ステロイド薬」は、気管支の慢性的な炎症を抑える薬で、喘息だけでなく肺気腫などCOPDの治療で使われる薬でもあるので、一石二鳥というか、ちょうどいいんだと思います。

(考察)私が肺気腫になった理由

なぜ、私の肺胞が壊れて「ブラ」を形成してしまったのか、「肺気腫」と診断されてしまったのか考えると、思い当たることが2つあります。

一つは父親がヘビースモーカーだったことです。 私自身は、自らタバコを吸ったことはありませんが、子供の頃から「副流煙」を吸ってしまっていました(赤ちゃんだった私を抱きながら、タバコを吸ってる写真が残っています・・・)。 これは、結構なダメージだったのではないかと思います。

もう一つは、私がアレルギー体質だということです。 私の喘息はアレルギー性なので、アレルギーによって気管支がダメージを受けていることは間違いないです。

もしかしたら、それらに加えて、体質的に気管が敏感なところがあるのかもしれません。 私と同じような環境で育って、呼吸器系に問題が無い人もいるわけですから。。。

初期の肺気腫と言われた後の生活

壊れた肺胞が元に戻ることは無く、つまり、肺気腫は治癒することはないので、これ以上「悪化させない」「進行させない」生活が大切です。

私の場合は、「肺気腫を進行させない生活=喘息を悪化させない生活」なので、特段、生活スタイルを変えたとか、注意することが増えた、ということはありません。 今まで通り、アレルゲンや風邪に注意しつつ、喘息をコントロールする生活を送っています。 ちなみに、外出時は、常にマスク着用です!

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