喘息のはなし

喘息ってどんな病気?

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喘息とは

喘息は誰でもかかる可能性がある病気の一つで、大きな発作によって亡くなってしまうこともある病気です。

この記事では、喘息ってどんな病気なのか解説していきます。

喘息の病態

喘息の病態は、「慢性的な気管の炎症」ということが分かっています。

「喘息は気管の慢性的な炎症」ということが判明する前は、「喘息は心の病気」とされていた時代もありました。

下の図は、正常な気管のイメージと、喘息患者の気管のイメージです。

正常な気管のイメージ
喘息の気管のイメージ

喘息患者の気管は、気管に慢性的な炎症があり、発作を起こしていない時でも、正常な人の気管より、空気の通り道が狭くなっています。

正常な気管支粘膜と喘息の気管支粘膜(厚生労働省のホームページより)
正常な気管支粘膜と喘息の気管支粘膜

そんな状態でも「常に症状がある」とは限りません。 しかし、風邪をひくなど炎症が悪化すると、さらに気道が狭くなって、呼吸困難を引き起こします。 それが喘息発作です。

喘息の原因

喘息発作の元になっている、慢性的な気管の炎症が起こる原因は、大きく分けて「アレルギー」と「アレルギー以外」に分けることができます。

喘息の原因になるアレルギー

子どもの喘息では、その9割が「アレルギーが原因」となっています。 特に大きな割合を占めているのが「ハウスダスト」です。

大人の喘息では、アレルギーが原因になっているのは約5割と、子どもの喘息に比べて割合が低くなっています。

 
  • ハウスダスト
  • ダニ
  • ペット・動物
  • 花粉
  • 食物

アレルギー以外の喘息の原因

大人の喘息では、アレルギー以外が原因となっている人が半数です。

アレルギーが原因となっている場合は、血液検査などで「アレルゲン」を特定することができます。 しかしアレルギーが原因でない喘息の場合、原因の特定が難しいために、対処も難しくなってしまいます。

  • 気道過敏
  • たばこ
  • 過労
  • ストレス
  • 気候

喘息の症状

「この症状が出たら喘息だ!」という決定的な症状というものはなく、他の呼吸器系の病気と似たような、さまざまな症状が出ます。

初期のうちは「咳がでる」など風邪の症状に似ているため、放置してしまったり、医師の診察を受けても見逃されてしまったりします。

その結果、私のように、いきなり大発作を起こしてしまうこともあります。

喘息で良くある症状

喘息でよく見られる症状は以下の通りです。 注意が必要なのは、これらの症状が「全てあるということではない」こと、そして「症状は少しずつ出てくる」ということです。

  • 咳がつづく
  • 呼吸が苦しい
  • 喘鳴・ぜいめい(ゼーゼー、ヒューヒュー、という呼吸音)
  • 胸の痛み、違和感

咳がつづく

  • 風邪をひいたわけではないのに、咳が出る。
  • 風邪をひいた後、熱やだるさなどの症状は治っても、咳だけが治らない、長く続く。

という症状がある場合は要注意です。

呼吸が苦しい

「明らかに呼吸が苦しい」なら分かりやすいですが、軽度の呼吸困難の場合は本人でも分かりづらいです。

私の場合、大発作を起こす前から「なんとなく呼吸が苦しい」という症状を感じていましたが、「気のせい」と思えるほど軽い呼吸苦でした。 また、「常に息苦しい」というわけではありませんでした。

喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー、という呼吸音)

医師が聴診器で聞かないと分からない喘息音から、明らかに喘鳴が聞こえる場合まで程度はさまざまです。

喘鳴が聞こえるということは、気道が狭くなっているということですので、早急に病院へ行った方が良いです。

胸の痛み・違和感

人によって痛みの感じ方は違うと思いますが、私の場合は「ヒリヒリとした痛み」を感じます。 胸の中心の、ちょうど気管のあたりがヒリヒリと痛む感じです。

喘息かな?と思ったら

喘息の症状にあてはまる、など、「もしかしたら喘息なのでは」と感じたら、なるべく早めに医師の診察を受けることをオススメします。

喘息の体験者として、一つ重大なアドバイスをしたいと思います。 それは、「普通の内科ではなく、呼吸器内科を受診すること」です。 あるいは、呼吸器を専門に診ることができる医師の診察を受けることです。

私は息苦しさを感じ、普通の内科を受診したのですが、レントゲンを撮って「異常なし」の診断を受けました。 しかし、その2日後に大発作を起こして救急車→入院です。 呼吸器系の症状で病院に行くときは、是非、呼吸器内科で診てもらうことをオススメします。

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